キッチンスポンジは、日々の生活において食器洗いやシンク洗いなどに欠かせないアイテムです。
しかし、スーパーやホームセンターなどでは多種多様なキッチンスポンジが販売されていて、どれを選べばいいか悩んでしまう人が多いです。
この記事では、素材別や価格帯別などで、キッチンスポンジの選び方を解説します。
用途に合った最適なキッチンスポンジを選べるようになるので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事はスポンジ加工メーカーとして、60年以上の歴史がある富士ゴム産業が執筆しています。
失敗しないキッチンスポンジの選び方

キチンスポンジは、価格や耐久性・素材などをもとに選ぶことが大切です。
ここでは、失敗しないキッチンスポンジの選び方を解説します。
価格で選ぶ
キッチンスポンジは消耗品なので、購入しやすい価格帯であることが重要です。キッチンスポンジには幅広い価格が設定されていて、1個100円未満から400円以上するものなどさまざまです。
価格帯別の特徴は、以下の通りです。
- 100円未満:数個のセットで販売されている。消耗が早いため交換頻度も早い。
- 100~300円:価格と品質のバランスが良い。デザインに凝った商品も多い。
- 300円以上:卓越した耐久性やユニークな形状。洗浄力が高い。
キッチンスポンジは安ければ良いわけではなく、耐久性も考慮して選んでください。300円以上のキッチンスポンジは、毎日使用しても1か月以上劣化しづらいものも多く、結果的にコストパフォーマンスが高くなります。
素材で選ぶ
キッチンスポンジは複数の素材が使用されていて、素材ごとに特徴が異なります。一般的に使用されている素材は以下の通りです。
ウレタン

キッチンスポンジの中で、もっとも一般的な素材がウレタンです。100円未満の安価なキッチンスポンジは、ウレタンで作られていることが多いです。耐久性が高く水切れが良い高品質なウレタンは、300円以上するものもあります。
セルロース

セルロースは、植物由来の天然繊維です。
値段は高いものが多いですが、高い耐久性を誇ります。また、天然繊維なので環境負荷が少なく、環境意識の高い人が好んで使います。
メラミンスポンジ

メラミンスポンジは研磨力が高く、優れた洗浄力を持っています。しつこい汚れでも、水だけで削り落とすことが可能です。
ただし、メラニンスポンジは使用するたびに削れて行くため、比較的交換頻度の高いスポンジです。
また、食器の表面が削れてしまうので、光沢のある食器や金属食器などへの使用は向きません。
耐久性で選ぶ
キッチンスポンジは、商品により耐久性が大きく異なります。
基本的には密度が高いほど、耐久性が高いです。密度はスポンジの気泡の細かさで判断可能です。
ただし、密度が高いスポンジは水切れが悪く、雑菌が繁殖しやすい環境になります。そのため、密度は高ければ良いわけではなく、水切れとのバランスで選びましょう。
形状で選ぶ
一般的なキッチンスポンジは四角形ですが、波型や動物の形をしたものなど、さまざまな形状があります。
波型スポンジは、特定の場所を洗う際に、擦りやすいメリットがあります。また、長細い形状のスポンジは、コップなど底が深い食器でも簡単に洗うことが可能です。
オシャレなデザインのスポンジもあるので、あなたのキッチンのデザインとマッチさせてもいいでしょう。
キッチンスポンジの衛生的な保管方法やメンテナンス

キッチンスポンジは、使用後に洗浄して、定期的に殺菌をすると衛生的に使用可能です。
ここでは、キッチンスポンジの衛生的な保管方法やメンテナンスについて解説します。
使用後はスポンジを洗浄する
雑菌はキッチンスポンジの内部で繁殖するため、使用後は必ず洗浄してください。
スポンジの気泡の中に食べ物のカスが入り込んでいる場合は、水で洗い流しましょう。
キッチンスポンジの洗浄は、流水でもみ洗いすると効果的です。洗剤の泡がなくなるまで、十分に洗浄してください。
水気を切る
キッチンスポンジを洗浄したら、しっかりと水を切ってください。スポンジ内部に水分が残っていると、雑菌が繁殖しやすいためです。
また、シンクの上にそのまま置くと、スポンジの乾燥が遅くなってしまいます。吸盤でくっつけるタイプのスポンジホルダーを使用すると、接地面積が少なく早く水切れします。
定期的な除菌
雑菌の繁殖に注意しながら使用しても、長い期間使用していると、どうしても雑菌は増えてしまいます。そのため、定期的に除菌をするのがおすすめです。
除菌の方法は以下の通りです。
- 熱湯消毒:75~90℃のお湯に1~3分ほど浸ける。その後、水で冷やし乾燥させる。
- 電子レンジ:スポンジを濡らして電子レンジで加熱する。電子レンジで加熱しても問題ない素材か事前確認が必要。
- 漂白剤:薄めた漂白剤で短時間浸け置きする。漂白剤に浸けても問題ない素材か事前に確認が必要。
劣化したら交換する
キッチンスポンジは、使用頻度にもよりますが2週間から1か月ほどで、形が崩れ泡立ちが悪くなるなどの劣化が発生します。
以下のような劣化が発生したら、交換の目安です。
- 泡立ちが悪くなった
- 水切れが悪くなった
- 嫌なにおいがする
- 汚れが付着して洗っても落ちない
- スポンジが変形して元の形に戻らない
劣化したスポンジは、雑菌の繁殖リスクが高まります。定期的にキッチンスポンジを交換して、清潔な状態で洗い物をしてください。
まとめ
キッチンスポンジには、さまざまな種類があるため、使用用途に適した商品を選ぶことが大切です。
キッチンスポンジの選び方は、「価格で選ぶ」「素材で選ぶ」「耐久性で選ぶ」「形状で選ぶ」などの方法があります。
キッチンスポンジは適切にメンテナンスすれば、劣化が遅くなり、長期間使用可能です。
使用後はスポンジを水洗いして、しっかりと水気を切ってください。また、加熱消毒をして定期的に除菌をするとより衛生的です。
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