毎日、使用するキッチンスポンジは、安いものが好まれる傾向にあります。

しかし、安いキッチンスポンジにも、さまざまな種類があるため、用途に適した商品を選ぶことが大切です。

この記事では、安いキッチンスポンジを使うメリットや、安いキッチンスポンジの選び方を解説します。

この記事はスポンジ加工メーカーとして、60年以上の歴史がある富士ゴム産業が執筆しています。

安いキッチンスポンジを選ぶメリット

安いキッチンスポンジは、こまめに交換でき、用途により使い分けも簡単です。
ここでは、安いキッチンスポンジを選ぶメリットを解説します。

こまめな交換で衛生的

安いキッチンスポンジは、気軽に交換できるため、常に衛生的な状態で利用可能です。

キッチンスポンジは水分が付着している状態に置かれるので、雑菌が繁殖しやすい環境です。特に湿度の高い梅雨時期や夏場は、雑菌に関するリスクが高まります。

安いキッチンスポンジであれば、雑菌が繁殖する前に、短いサイクルで交換できます。

用途に合わせて使い分けできる

安いキッチンスポンジは、用途に合わせて使い分けができます。

例えば、油汚れとその他の汚れを洗うスポンジを別にしたり、食器とシンクを洗うスポンジを別にしたりです。

用途に合わせて使い分けをすれば、公差汚染を防ぎ衛生的になるだけでなく、スポンジの寿命も伸びます。

安いキッチンスポンジに使われている材料

安いキッチンスポンジには、ウレタンや不織布などの材料が使われています。

ここでは、安いキッチンスポンジに使われている材料や、適した用途を解説します。

種類/素材主な特徴泡立ち水切れ汚れ落ち用途例
ウレタン弾力性・柔軟性食器全般
不織布研磨剤入り/なしがある頑固な汚れ
焦げ付き
食器全般
ネットタイプウレタンをネットで包むグラス、食器、油汚れ
セルロース高い吸水力、濡れると柔らかい◎ 繊細な食器
ガラス
漆器
メラミン水だけで汚れを落とす×シンク
茶渋
水垢

ウレタン

ウレタンのキッチンスポンジは、弾力性と柔軟性に優れていて、高い泡立ち力が特徴です。少ない洗剤で効率的に汚れを落とせるため、洗剤の消費量を抑えられます。

目の粗いウレタンは水切れが良く、衛生的に使用できます。

不織布

不織布はウレタンと比べると硬めなので、焦げ付きやこびりついた汚れなど、頑固な汚れ落としに適しています。

ただ、研磨剤が含まれている不織布は、食器を傷つけてしまう可能性があるため注意が必要です。

セルロース

セルロースは、天然食物繊維が原料で、自然環境に優しい素材です。

高い吸水力があり、水に濡らすと柔らかくなります。ガラスや漆器など、繊細な食器を洗うのに適しています。

耐久性が高く、長い期間へたらない特徴もあります。

ネットタイプ

ネットタイプは、ウレタンをネットで包んだスポンジです。ネットがあることにより、泡立ちやすくなり、汚れを効果的に落とせます。

洗浄力の高いネットタイプですが、耐久性は他のスポンジと比べて劣ることがあります。

メラミン

メラミンはシンクまわりの水垢や、茶渋落としに効果的なスポンジです。洗剤が不要で、水のみで汚れを落とせます。

高い研磨力があるため、食器洗いには向いていません。

安いキッチンスポンジの選び方

安いキッチンスポンジは、構造や用途・コストパフォーマンスが重要です。
ここでは、安いキッチンスポンジの選び方を解説します。

構造で選ぶ

キッチンスポンジは、主に1層~3層までの複層構造になっています。それぞれの特徴は、以下の通りです。

  • 1層タイプ:スポンジ単体のシンプルな構造、安価に購入できるものが多い
  • 2層タイプ:ウレタンと不織布の組み合わせが多く、食器用と焦げ付き用など異なる用途で使用できる
  • 3層タイプ:目の異なるスポンジが組み合わさっていて、泡立ちや水切れが両立している

用途で選ぶ

キッチンスポンジは、何を洗うかにより、最適なタイプが異なります。安いキッチンスポンジであっても、用途に合ったスポンジを使用すれば、洗浄力を向上させられるでしょう。

スポンジのタイプごとに適した用途は以下の通りです。

  • 食器全般:ウレタン、不織布(研磨剤なし)
  • 頑固な汚れや焦げ付き:不織布(研磨剤入り)
  • 繊細な食器:セルロース、ウレタン
  • 油汚れ:ネットタイプ
  • シンクや排水口:メラミン

衛生面で選ぶ

清潔なキッチンを維持するには、スポンジの衛生状態が重要です。スポンジの衛生状態は、以下の要素に影響されます。

  • 水切れの良さ:濡れた状態だと雑菌が繁殖しやすい、目の粗いスポンジは水切れが良い
  • 抗菌加工:銀イオン系抗菌剤が含まれているスポンジ、雑菌の繁殖を抑えられる

近年のスポンジ市場では、衛生面がより重視される傾向です。安いスポンジであっても、抗菌加工がされているなど、衛生的なスポンジを選びましょう。

コストパフォーマンスで選ぶ

安いキッチンスポンジは、単に価格だけで選ぶべきではありません。

安くてもすぐに消耗すれば割高ですが、高くても長期間使えれば割安となります。価格ではなく、コストパフォーマンスを意識しましょう。

基本的に安いスポンジは、へたりやすく長持ちしません。HARENOHIキッチンスポンジでは、8万回以上の耐久試験に合格したスポンジを使用しています。

長期間使用できるコストパフォーマンスに優れたスポンジを探している方は、ぜひご検討ください。

安いキッチンスポンジの交換頻度

キッチンスポンジは消耗すると、食器洗いの効率が落ち、衛生的にも悪影響です。キッチンスポンジの交換頻度は、使用回数や何を洗うかにより異なりますが、交換のサインは以下の通りです。

  • 泡立ちが悪くなる
  • 水切れが悪くなる
  • 表面にささくれや凹凸ができた
  • 汚れが目立ち悪臭がする

上記のサインが出たら、早めに交換してください。

交換日数の目安は、2~3週間ほどです。ただ、梅雨や夏場は雑菌が繁殖しやすいため、より早いサイクルでの交換が望ましいです。

まとめ

安いキッチンスポンジは、小まめに交換できて衛生的です。また、油汚れ用や頑固な汚れ用など、使い分けしやすいメリットもあります。

安いキッチンスポンジには、ウレタンや不織布・セルロースなど、さまざまな素材があります。それぞれの素材に適した用途があります。安いキッチンスポンジでも、適した用途に使えば洗浄力が高まります。

HARENOHIキッチンスポンジでは、耐久性が高く、コストパフォーマンスに優れたキッチンスポンジを販売しています。長期間使用できるキッチンスポンジを探している人は、ぜひ検討してください。